余目焼きそば
焼きそば好きの私はいろいろな方々の情報を元に焼きそばを食べ歩きまして一つの結論に達しました。
それは「余目焼きそば」が存在するということです。
というのは、私の「○○ラーメン」「○○焼きそば」の○○に入る地名のそれはその地域の色を持っていなくては私自身は認めません。
まあ、自分が認めたくない「○○ラーメン」の代表は「喜多方ラーメン」ですかね。
店によって面の太さ、形状も違う。味も味噌、しょうゆとバラバラ。
お土産で食べる喜多方ラーメンはそこそこの統一感があるけど、その土地に行って統一感っていうかそういう喜多方カテゴリーを感じたことがないのですよ。
たとえば肉そばで有名な「坂内食堂」なんかはいわゆる中華そばで、でも「まこと食堂」なんかは味噌がメインで太麺で。
そういう喜多方とは違い、しっかりと地域色のあるものをそう呼びたいと思っております。
博多ラーメンといえば白濁・豚骨・細麺ストレートみたいな。
さて、本題を。
と思ったが「余目焼きそば」を語る前にどうしても触れておきたいことがあるんだよね。
それは余目周辺の食文化っていうか。疑問も含めてなんだけど。
とにかく【自家製手打ち麺】が圧倒的に多いということ。この手間隙かかる仕事をきちんとやり遂げてるのがすごい。
それがラーメンにとどまらず、焼きそばにもいい影響を与えているような。
ちなみに自家製麺はこれからあげる「余目焼きそば店」リストすべての店がそうだと思う。
1.つるや食堂
2.北川食堂
3.成田食堂
4.三平食堂
↑各店名クリックでその店のエントリーへ
あの小さな地域に4件あればもう「余目焼きそば」って呼んでいいと思うんだよ。
あと、まだ私の知らないお店情報があれば教えてください。
■共通点
中細で平ちぢれ麺
キャベツ・たまねぎ・もやしなどの具 ※具に特性はない
目玉焼きをトッピングで切る店もある
味つき・薄味つき・味なし(特製ソースで味付けして食べる)
これら共通点の中でやはり麺に独特の食感があるのが共通を強く感じさせるのかな。自家製麺をあえて焼きそばに使う。その辺のB級セレブなところも魅力の一つなんじゃないかな。
焼きそば好きな方には是非、「余目焼きそば」を堪能していただきたい。
私はどの店も好きです。
味つき・ワカメスープ付の「北川食堂」が入門にもってこいかな。
どの店もほかのメニューあります。
ラーメン(中華そば)が当然メニューのスタンダードだろうからこれらの店にもラーメン(中華そば)は必ずあります。
でも、焼きそば好きの私は焼きそばしか注文しません。
因みに同じ地区の「八千代食堂」ちょっと離れているけど遊佐町の「ちどり」などのラーメンは絶妙な味ですよ。
酒田のラーメン店も美味しいところあるけど今度の紹介にします。
最後になりますが、何故?この余目周辺に美味しものがあるんだろう?と勝手に想像してみました。
昔ながらの舟運で発達した場所であること。鉄道が走り出した頃からは、主要な乗り継ぎ駅として「余目駅」が栄えたこと。そんな条件が入り乱れていろんな味が伝わってきて、美味しい味を余目が作り出したのでは?などと想像してみました。
よく、グルメネタとなると化学調味料云々が話題になりますが、人工甘味料からなにからを幼年期から食してきた俺にはそこまでわからないし分かろうとも思わない。
良い味というのはバランスや力強さや素直さが基本でその辺を押さえている食べ物が美味しいと感じ長く愛されるんじゃないかなと。
あと、巨大掲示板や山形のラーメンブログなどを見ても山形市周辺の情報だけで偏っていておもしろくないなあ。そんな風に感じたよ。
まあ、余目焼きそばというふうなカテゴリーが存在していたと感じた。
そんなエントリーです。庄内町はこれで地域興しするべし!